―さてさて、今日は1000sayこんなバンドですよ、ってところを聞いてみたいなと思います。
まずは、影響を受けたアーティストはどんな感じなんでしょう?

MAN(以下マ):日本人だとスーパーカーとコーネリアスが好きです。外人だとweezerとか。
Sing a longな感じが好きですね。はい。
来日公演も見に行きました!
鈴木くん(MICHELLE氏のこと)はマイケルジャクソンが好きです(笑)

API(以下ア):ムーンウォークが上手です☆
足がスパーンとなります!スパーン、スパーン…?
言葉で上手く表現できない…(笑)
スパーーン!って(手を前後に広げるジェスチャー)

―180度に開脚するってことですか?(笑)
ア:そうですそうです!
MICHELLE(以下ミ):マイケルジャクソンの話で盛り上がることはできるけど…(開脚は…)
一同笑

―(笑)今のメンバーはどうやって集まったんですか?
マ:メンバーはみんな、大学が一緒で。サークルの先輩後輩っていう。
そのサークルがちょっと特殊な感じで。

固定のバンドをずっとやるっていうんではなくて、
一定の期間でメンバーをシャッフルしたりチェンジしたり、1回限りのライブをしたりとかして。
そういう組み合わせの中で、僕以外の3人は一緒にやってたりとか。

―なんかハロプロみたいですね。
一同笑
ア:本当だ!うまいこと言いますね。
ミ:モーニング娘。もやったしね。
NON(以下ノ):そうだ!やったね。
ア:あたしも!踊った!
ノ:え?踊った?
ア:あ、嘘だ、踊ってない(笑)オハーだ、やったのは。

―(笑)そんな4人が集まった1000sayですが、メロディがすごいあたたかいなと。
サウンドも優しい感じで。
心地よさというか、意識していることってありますか?

マ:実際、凄く思うのが、1000sayっていうバンドを始めた頃は、眉間にシワを寄せたバンドが多いな、と。
それはそれで凄くかっこいいなとは思うんですけど、うちはそういう感じではないかなって。
実際、歌ってて高いキーのところは眉間にシワも寄るんですけど(笑)
社会風刺とかそういったテーマよりも、…なんていうんだろう、「それでいいんだよ」的な。
人間賛歌っぽい感じが強いなって。

メンバー一同:へぇ〜(感心)
ア:そうだったんだ。賛歌ってどういう意味?
マ:人間って素晴らしいよね、的な。
ア:そうなんだぁ(含笑)

―みなさんはそんなMANさんの考えを聞いてどうでしょう?
ア:人間賛歌は初めて聞きました(笑)人間万歳!ってことだよね?
個人的には、世界観が想像できるような。
景色だったり、カラフルな世界だったり、そういうのを人に感じさせられるような音楽を作りたいなっていうのは思ってて。
だけどそれができてるかって言ったらまだまだな部分もありますけど。
自分の想いとしてはそんなかんじですね。

―聴いて、見ている側からすると、浮かんでくるというか1000sayの空間だなぁっていうのは感じますよ。
ア:おぉ〜、本当ですか!?
―本当ですよ。

マ:あ、あと個人的な話なんですけど、村上春樹がすごい好きです(唐突)
ア:あたしも好きです!
マ:歌詞の中にもそういうのが見えると思うんですけど。
村上春樹知ってる人だったら「コイツ、好きなんだな」ってわかると思うくらい。

小説、あとは映画監督で岩井俊二も好きで。
音楽ではないけれど芸術っていう部分ですごく共感するところがあるんですよね。
そういった先駆けの人たちがいる中で、じゃあ自分は音楽を担っていきたいなって。
−素晴らしいですね。うちの活動もそういう考えのもとなので嬉しいです。MICHELLEさんはいかがですか?

ミ:映画でインナースペースっていう、けっこう昔の作品があるんですけど。
僕らの中にある、宇宙の波動が、お客さんの中にある宇宙にですね、バシバシと刺激を与えられたらなと。
バババっと。耳からその人の中に直撃できたらなと。

直撃っていうと害的な感じがするな…
うーん、外から満たすっていうイメージよりも、相手の中から満ちてくるような感動っていうか。
そういうイメージが出ればいいかなと。はい。

マ:結局、音楽しかやってこなかった人たちの集まりなんで。
なんだろう、僕とか友達少ないんですよ。
一同笑
−なんだか衝撃的な告白が…(笑)

マ:テレアポのバイトをやったことがあるんですけど。
同じフロアに何百人って働いてるのに、昼ごはんを一緒に食べに行く友達ができなかったんですよ(笑)
そんな内向的な僕でも、人と繋がっていけるっていうのは音楽って素晴らしいなって思います。

ミ:なんだこのまとまりのない話は(笑)じゃあNONちゃんは?
ノ:私ですか?難しいですね…
−そんなにかまえないでくださいね。楽な感じで。
ア:NONちゃん、普段もっとおもしろいじゃん。
−すごいハードルの高いフリが出ましたけど(笑)

ノ:本番に弱いんですよ。
でも、気持ちよくなってくれれば良いと思います。鳥肌を立たせたい。
ア:かっこいい!

−見てる側としてはすごい気持ち良いというか、バランスのいいバンドだなぁと。
優しくて、とても癒される感じですね。
一同:ありがとうございます!

ア:癒しって言われることあんまりないよね。
マ:アンケートでは書かれることあるけどね。
ア:本当?
−あれ、アンケート読んでない…
ア:読んでますよっ!!
一同笑

ア:でも自分の手になかなか回ってこないことはある。
ミ:でも全部読んでますよ!
−ではここを読んでいるみなさん、安心してじゃんじゃんアンケートを書いてください。

ところでステージを見ていて気になったことがあるんですけど。
メインボーカルのMANさんがなんでセンターにいないのかなと。
立ち位置がおもしろいですよね。(MANさんはステージ向かって右側が立ち位置)

マ:あ、あの位置関係はですね…これが僕だとするじゃないですか
(そこにあったカップラーメンなどで立ち位置を再現)
でAPIちゃんが真ん中に見えるんですけど、ちょっと後ろに下がってて、
MICHELLEがいてNONちゃんがいてっていう…立体感を出してるんですよ。

これはなんていうんでしょう、サッカーのフォーメーションじゃないんですけど、僕はフォワードなんですよ。
で、NONちゃんのキーパーがいて、APIのミッドフィルダーがいて…MICHELLEの…
−監督ですか?
ミ:(笑)いいな、古田だね。

マ:みたいな感じで。
ベースだったらバスドラを直で感じれる位置にいたほうが合わせやすいと思うし。
ア:うん、それはある。
マ:すごい機能的な位置だとは思ってるんですけどね。

細かく言うとAPIちゃんはセンターではないんですよ。
ちょっと下手寄り(ステージ向かって左側)にいて、
NONちゃんと被らずに、4人がちゃんと見えるように意識してますね。

−APIさんは野球でいうショートみたいな。
マ:そうですそうです。
ア:ショートって強そうですよね。河相(巨人軍)
マ:強いとかじゃないから。
ミ:河相って(笑)
一同笑

−なるほど、でも確かにおもしろいというか、良い立ち位置ですね。
あえてやってるならすごいなぁと思ってたんですよ。
マ:全然。意図的なことがあまりできないんで…
ミ:いや、あえてやってます!!
−お、かっこいい!
一同笑

マ:見る人によって、僕がメインだって思う人もいれば、APIちゃんがメインだって思う人もいたり。
その日のセットリストで全然違ったりとか。
基本的にどっちがメインって意識もあんまりないんですよね。
(MANさんが真剣に話せば話すほど笑いが込み上げていくメンバー3人)

−どうしたんですか?(笑)
ア:いや、なんかおもしろくって。「(笑)」です(笑)
マ:人が真剣に話してるのに!

ア:なんかいつも1人で真剣に話してるんですけど、他の3人はみんな違うところ見てたり、違うこと考えてて(笑)
今日は良かったね。ありがとうございます。
−いえいえ、とんでもないです。語ってください。

では1000sayの魅力に迫っていきたいのですが。
マ:はい、みんないい年なんですけど、どちらかというと童心を忘れていないというか。
それは音にも出てると思うんですけど。
変に大人びていないというのが僕らの音楽には常にあるので…

−また、3人がざわついてきましたが(笑)MANさんのお話を聞いてどうですか?
ミ:良いと思います。
ノ:全然聴いてなかった(笑)
一同爆笑
ノ:良いと思います(笑)

マ:いつもこんな感じですね。
話は変わりますけど、例えばジブリ映画って、少年少女が主人公だったりして一見子供向けなんですけど。
内容もファンタジーだったりSFっぽかったり、
子供心をくすぐる部分も多いんだけど大人が見ても感じられるっていう。
そんな音楽を作っていけたらいいなって思いますね。

表現としてはメチャメチャ難しいコードを使ってるわけじゃないし、変拍子を使ってるわけじゃないけど、
サウンドの中に、大人になった人の中に残っている童心を刺激するような、
ノスタルジックな部分を出していきたいなと。
ノ:MANさん素敵!

−お、みんなが賛同してきた。
MANさんの喋りってインタビュー向きですね。話の組み立て方が文章っぽいというか。
ジブリ映画もそうですし、先ほどの村上春樹さんとか、文学的な世界観というか。
それが曲にも投影されてる感じはします。

マ:ありがとうございます!
曲はですね、作る時に…MICHELLEの家で機材を使ってやるんですけど、
千葉の我孫子っていうところなんですよ。

で、その我孫子がものすごい田舎で。
すごい、いいところで。
そこで目にしたものとか、心象風景とか、そういう影響も受けてるんじゃないかなとは思います。
ア:すごい、いいところです!

−やっぱり自然の中のほうがパワーが上がるんですかね。
マ:メンバーの家に行くのに小旅行気分で(笑)
−そこでの開放感が曲の開放感につながると。

ア:MICHELLEさんの部屋は「風の部屋」なんですよ。
−ジブリに出てきそうですね?「龍の巣」みたいな。
ア:私が勝手に名付けたんですけどね。心地良いんです。
ミ:もてなすのも好きなんで、今度ぜひ来てください。
−ぜひ、gisinanki、MICHELLE宅よりお送りしましょう。
ミ:掃除しておきます(笑)

−その前に3/12のgisinankiイベントにも参加していただくということで。
ありがとうございます!
マ:ありがとうございます。
イベントタイトルが「数え切れない星が降る」じゃないですか?
ア:え〜素敵!

マ:で、僕らの曲で「ミリオンスター」っていう曲があって、タイトルにすごいシンパシーを感じて。
−あら!
マ:もともとAPIがタイトルとAメロを持ってきて、
そこに僕がインスピレーションを受けて作ったんですけど。

夜って孤独じゃないですか?暗いし。
で、人生ってそれに近いものがあって。
だけどどんな時でも夜空には100万の星が輝いてるよっていう。

最終的に表現したいこととしては、僕らが生きていく中で、
気付かないうちにいろんな人に支えられてるんだなっていうこと。
なので、3/12は「ミリオンスター」を楽しみに見に来てください!頑張ります!
一同:頑張ります!

−よろしくおねがいします!!
では1000sayとしての目標、展望なんかを聞いて締めたいと思います。

マ:今年も始まったばかりで、本当に今年が勝負だと思ってて。
この4人になったのが去年2005年の8月後半くらいなんですけど、ようやく固まったって感じで。
100点満点ではないけれど、ようやく、いいものやれてるなっていう実感も掴めてきてる。

より多くの人に聴いてもらいたいし、反応もほしいし。
今年は3月のイベント終わりからツアーなんぞ企画してまして。
いろんなところで演奏していきたいし、作品のリリースもできたらなと思いますね。
頑張ります!!!

 

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